東京中央日本語学院(TCJ)、口コミや評判は?

日本語教師になるための学校は数々ありますが、その中でも特に注目度が高い東京中央日本語学院(TCJ)についてご紹介します。

コース分けがわかりやすい!

日本語教師養成講座は4つのコースがあります。より自分にとって必要なものを選択できます。

420時間コース

日本語教師の勉強は全く初めてながら、日本語教師の資格取得を目指したい!とはっきり意志を固めてらっしゃる方に最適のコースです。知識も技術もバランスよく学べます。

このコースを修了すればそれがそのまま資格となります。理論、実技、教育実習という必要なものをすべて備えたコースなので、この講座に沿って進んでいけば安心して日本語教師への道を進んでいけます。

理論部分は日本語教育能力検定対策にもなりますので、この講座を受けながら仲間とともに検定合格も狙えます。検定合格と420時間の日本語教師養成講座の修了がかなえば、まさに鬼に金棒。自信を持って採用面接にも臨めますね。

実技部分は、将来、外国人に授業をするときを想定した生きた勉強です。受講生どうしで模擬授業を何度も繰り返し、教えた経験のない人でも問題なく授業ができるレベルにまで鍛えてくれます。

教育実習は、同じ校舎内の留学生クラスに対してします。リアルな環境での実習なので、何よりの勉強になります。慣れた場所での実習なので、行きやすさの点でもありがたいですね。

《2018/07/21追記》
2018年7月から新しくeラーニング420時間コースも開講されました。

文化庁の認定を受けているので、通学コースと同等の資格として取得できるとのこと。通信制の養成講座で文化庁届出受理が済んでいる学校はとても少なく、貴重な学校といえます。

公式HPで、eラーニングの動画を体験することができます。実際に操作してみましたが、シンプルで使いやすく、スキマ時間を利用してサクサク進められそうです。

仕事や家事で忙しくなかなか通学ができない方や、とにかく効率よく学びたい方から人気で、早くも話題となっています。

日本語教育能力検定試験対策ゼミ

日本語教育能力検定試験に合格することにしぼったコースです。演習形式の講義で、試験によく出る項目を重点的に効率よく勉強します。さまざまな問題を繰り返し練習するので、弱点や不足しているところを確実に鍛え、合格できる力を養います。

検定試験に必ず合格したいが、自分だけではどこか弱い分野がありそう、時間がないので短期決戦で力をつけたい、今まで自分でしてきたがその総仕上げをしたいといった方に最適です。

期間は3ケ月の全10回なので、忙しくても何とか頑張ろうという方が時間のやりくりをつけて来られます。受講料も8万円弱です。

また、新設のeラーニングコースにもこの検定試験対策ゼミがあり、実際のゼミ講義を動画で観ることができます。

理論単科コース

母国語話者である私たちとは違うポイントに「なぜ?」と立ち止まる外国人の視点に立って日本語をとらえ、それに対して的確な答えを出すことができる日本語の知識を勉強します。なにげなく使っている日本語が、世界のさまざまな言語のひとつであると意識できる興味深いコースです。

音声、文法、日本語史など様々な角度から日本語を学びますので、日本語教育能力検定対策にもなります。

実技単科コース

420時間コースの実技部分だけのコース。受講生どうしの模擬授業、教育実習など実技部分だけに絞っています。ボランティアで教えた経験があるが自己流のやり方のようで少し不安だ、理論に基づいた教え方を身につけたい、授業の質を上げたい、という向上心あふれる方に是非おすすめです。

口コミ、評判

いくつかの受講生からの声を拾ってみましょう。

口コミ
雰囲気のよさと振替制度があるので決めました。
口コミ
この講座を受けてからは、ボランティアで教えるときにもここはもっと教えておかないとと気づけるようになりました。
口コミ
受講中、留学生と触れ合う機会がありいい経験でした。
口コミ
一度家庭に入った方でも実践を重視している日本語教師養成コースを修了すれば先生になれます。
口コミ
キャリアのある先生からの指導が受けられる。教育実習がドキドキでしたが一番の宝となりました。
口コミ
受講中のノートは実際に教えるときにも参考になります。
口コミ
板書の仕方や立ち位置など、授業法の基礎を身につけられたのが大きいですね。
口コミ
始めからあまり緊張せずに教壇に立てたのは、TCJで実技を繰り返し学んだ賜物だと思います。
口コミ
eラーニングコースで入学し、最初はモチベーションがキープできるか不安でしたが、実技は通学なので同じクラスの人と進捗を共有したり、励まし合ったりして楽しく学習できています。

学校の雰囲気のよさ、理論も実践もバランスよく勉強でき、自信を持って授業ができる力が身につく学院のよさが伝わってきます。併設の日本語学校で実際の留学生との触れ合いも、モチベーションを持ち続けるには大切ですし、卒業後に気軽な気持ちで海外に飛び出していく勇気にもつながっていますね。

なお、2017年4月に新宿駅から信濃町駅に移転されています。宗教法人が学校を運営している例も多いので、この学校もそうなのかな?と疑問に思いました。疑問に思ってしまうと私、聞かずにはいられません(笑)。直接電話して聞いてしまいました。まず、学校法人ではなく、株式会社でした。そして、○○学会とはまったく無関係でした。お話を聞いたところ、同じような疑問を持つ方から、同じような質問が来るようです(笑)なので、安心(?)していただいて大丈夫そうですよ。

 

振替制度、他について

口コミの中にもありましたが、振替制度というのは、学習を一時的に中断したいときも安心な制度です。わからない授業を再受講することもできます。期限が3年間ですので安心です。

この他にも、予習・復習に役立つ動画を視聴できるシステムや、実技や教育実習の練習に空き教室を使うこともできるようになっています。

就職や大学院進学のためのセミナーも開催されています。

通学コースは「厚生労働省教育訓練給付金制度」に指定されているので、入学金・受講料・教材費の最大20%、10万円が給付されます。またママ・学生には受講料割引もあります

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