関西でも日本語教師養成講座のスクールは増えてきています。その中でも2019年に新規開校となった「東京中央日本語学院(TCJ) 大阪校」に受講を決めた方にインタビューをしました。
目次
東京中央日本語学院(TCJ)の特徴
現場ですぐに通用する「実践力」を養える環境が整っているのが、TCJの大きな特徴であり魅力のひとつ。
日本語教育機関だからこその授業の質
東京中央日本語学院(TCJ)は、32年間日本語教育だけに専念・特化してきた日本語教育機関です。
東京校では日本語学校も運営をしており、在校生も700名以上が在籍しているようです(2020年5月現在)。
また、養成講座の講師も現役の日本語教師であり、現場で実際に起きた事例や学習者の視点等も交え、「学習者はなぜ間違えるのか、なぜ覚えられないか、教師はどのように解決をしていくのか」といった【考え抜く習慣】が身につく授業になっています。
現役の講師にこだわる理由
TCJは、「実践力の養成」を第一に授業を行っています。
実践力を養うためには、ブランクがある講師や経験の浅い講師では授業の質を高めることはできません。
このため、TCJの日本語教師養成講座の講師は全員が「現役」の日本語教師であり、授業・講師の質に関しても安心して授業を受けることができます。
日本語教師養成講座
驚くのは、年間200名を超える受講生の数。受講生数は年々右肩上がりで増加傾向。
多数スクールがある中で、選ばれる理由の一つとして「授業・講師の質が高い」ことが挙げられています。同じ講座を受けるにも「質」が高いところで学びたいですよね。
カウンセリングに訪れた際に授業を1時間程見学しましたが、やはり学べることが多く充実した授業内容だと感じました。
また理論科目は日本語教育専門校というノウハウがつまったカリキュラムになっており、教科書もTCJオリジナルのものを使用しています。自習室も完備しており、学習環境が整っていると感じました。学習するモチベーションも上がりますね。
TCJ大阪校のポイント
文化庁届出受理講座のeラーニングコース
TCJでは1つの動画(ユニット)が5~15分程度に分割されているため、集中力を保持したまま視聴できることも良さの一つ。
講義毎に確認テストがあり、理解度チェックにも役立てることができます。
eラーニング上にテキストも表示されるので、手元に教科書がなくても動画のみで学習が可能となっています。
また、大阪校ではPCがセットされた自習室もあるので、休みの日には自習室でeラーニングを進められるのも大きなメリットですね。
実技授業での実習演習
大阪校では、各科目で約3回ほど、1年を通して約10回ほど模擬授業を行うことができます。
学校によっては模擬授業の時間が短いところもあるようですが、TCJでは【1人20分程度の模擬授業+受講生や講師からのフィードバック】=約40分を1人あたりに時間を割かれているようです。
また模擬授業を行う際の「教案」も講師が添削をしてくれたり、模擬授業後にフィードバックをまとめた評価シートをもらえるので、次回に向けての反省や気付きが多くあります。
日本語学校で学ぶ留学生を対象に教壇実習を
実技の最終科目である「教育実習」では、今まさに日本語を学んでいる留学生相手に教壇実習を行います。
将来日本語学校で働きたい私にとっては、養成講座学習期間に日本語学校で教壇実習をできることはとても有意義だと感じました。
なお、学校によっては留学生ではなくボランティアやアルバイトで集まった人たちを対象に教壇実習とする学校もあるようです。
TCJは本物の環境で学ぶことを大切にし、教育実習含めこの1年間は学ぶこと・得られるものは大きく将来の財産にとなると言えます。
3年間の受講サービス期間
入学から3年間は、「eラーニングが繰り返し何度でも視聴可能」「出席・欠席関わらず、回数制限なく再受講が可能」「就職情報が掲載されているコンテンツが見られる」等、想像以上のフルサービスを利用できます。
実技授業の再受講をできるのは、知識の定着を図ることができ、より理解も深まります。
特に延長料金の支払いもないため、充実したサービスだと感じました。
やはり、こういったサービスを展開できるのも「質の高い日本語教師を輩出したい」と心構えがみてとれる安心した学校と言えます。
TCJ大阪校の受講プランは?
週1回×1年コースと仕事をしながらでも通学しやすいコースでした。
平日コース:毎週水曜日13時~16時55分まで(※後半半年は金曜日の通学)
土曜コース:毎週土曜日16時~19時55分まで
TCJは土曜日の夕方から授業が開始なので、プライベートの時間も過ごしつつ勉強に励むことができそうです。
入学前は半年や9ヶ月くらいで修了できるスクールを探していましたが、TCJの1年コースがベストだと感じました。半年コースの場合、週1回だと約8時間の授業があり、週2回だとお休みがなくなる等現実的ではないと思い、1年コースでの入学を決めました。
また、もしも体調不良等での欠席時も平日コースと振替ができ、3年間の受講サービス期間内であれば振替も可能です。授業前後も自習室が利用できるので、予習復習を行うのにも使い勝手が良さそうです。
(2020年12月更新)
新型コロナウィルスの情勢下において、TCJは【ハイブリッド授業(=登校とオンラインの選択型受講スタイル)】を行っています。
コロナ禍で外出自体を控えている方も多いかと思いますが、模擬授業の担当日以外は自宅からオンライン上(Zoom)で受講もできるという点が「学習を止めないための学習提供をしている学校」ではないかと感じました。
気になる料金プランは?
色々な学校の資料を請求しましたが、相場は50~60万円といったところでした。
eラーニング420 Wライセンスパック:552,000円(入学金・教材費・消費税込み)
eラーニング420コース :517,000円(入学金・教材費・消費税込み)
eラーニング検定対策ゼミ :55,000円(入学金・教材費・消費税込み)
他校を比較すると、相場よりかは少し低価格のようです。低価格ではあるものの、授業の質もしっかりしているので
日本語教育専門校だからこその値段設定ではないかと思います。
またキャンペーン割引や各種割引があり、オンライン上でのカウンセリングでもキャンペーン割引は適用されるので、興味がある方は一度カウンセリングを予約することをオススメします。
各種割引は、学生割引や18歳以下のお子様がいる方のママ・パパ応援割引といったものがあります。
(2020年12月更新)
TCJ大阪校のWライセンスパックとeラーニング420コースが【教育訓練給付制度の対象講座】となりました。受給対象者であれば、修了用件を満たした上で修了後に『最大10万円』が支給されます(支給額は人により異なります)。
ステイホームでも学習が進めやすい
現在ステイホームを推奨されている中、eラーニングで学習ができるのはやはりメリットのひとつです。
オンライン授業が今後浸透してくれば、学習者も講師側も自宅にいながらのオンラインレッスンが一般化してくる日も近いことでしょう。
自身のキャリアアップのため、日本語・日本文化の普及という社会貢献度も高い職業という日本語教師という職種により興味を持つことができました。
また、TCJではオンライン上でのカウンセリングも実施しています。カウンセラーよりZoomやSkype等を活用して画面越しでもパンフレット等必要情報を画面で共有してもらえるので、満足のカウンセリングでした。
カウンセリングはTCJホームページから予約ができます。
TCJ HP: https://xn--euts3n8lg6bk91h.jp.net/contact/counseling.php