日本語教師としての働き口は実にさまざま

日本語教師になったとして、どこで働くことになるかというのはもちろん気になるところです。また経験を積んだ後にはどこへ向かうのでしょう。ずばり働き口についてお伝えします。

日本語学校に就職する場合が多い

いっとき主婦に人気の職業として日本語教師が話題になりました。独身時代にしていた仕事をやめ、出産し、子育て中の主婦に最適な仕事として紹介されたのです。そのときに就職先として考えられたのは日本語学校です。

日本語学校とは文字通り、外国人に日本語を教える学校です。一般財団法人日本語教育振興会の資料によると、その数は全国で約300。日本経済の景気にも左右され、増減を繰り返し、いっとき400を超えた時期もありました。

ここで非常勤講師として働くのが最初に考えられる形です。が、大学や大学院で日本語を専攻した学生は初めから常勤講師として働く場合もあります。形態はいろいろですが、一番多い就職先はなんといっても日本語学校になります。

非常勤で働き始めるときの担当コマ数

初めて日本語教師をする場合、担当できるコマ数は週あたり1~2コマがせいぜいといわれています。研修期間を経た後に授業を担当することになります。が、日本語教師は今は売り手市場なのでどこも不足気味のことが多く、力があれば初めからたくさんのコマを任せてもらえる可能性もあります。

1コマの時間は学校によります。45分か50分のどちらかというところが多いようです。2コマで1つの区切りとし90分授業のところもあります。この長さは、慣れてくると授業として組立てやすいですね。

コマ給??

一般には時給で表される給料が、日本語学校ではコマ給と呼ばれることがあります。仕事の性格上、学校での時間以外に授業の準備時間があり、それは時給に換算しにくい数字なので、コマを単位としての給料を出しています。

求人情報をみると時給で1500~2000円のところが多いですが、一般的な時給に換算した数字なのかコマ給のことなのかは確認要ですね。

経験を積んだ後に向かうところは海外?

日本語教師になろうという人はもともと海外志向の高い人が多いので、数年たった後に海外へ行くので辞めるということはよくあります。特に競争率の高いJICAを通して海外にということであれば、多くの同僚から「おめでとう」「すごい~」といった祝福を受けながら辞めていく姿が見られます。

JICAの海外派遣という形でなくても、海外にもたくさんの働き口があります。その国の日本語学校は日本人設立の場合も多いので、そういったところであれば働きやすいでしょう。他には、現地の小中学校や高校、大学の日本語学科で働く場合もあります。現地の小中学校の場合は、その国での教員免許が必要なことも多いので、そのハードルは高いのですが。

国内で日本語教師養成学校の講座を修了した後、国内での授業経験なしにすぐに海外に出る場合もあります。最近では海外の日本語教師養成学校もありますし、教育実習だけは海外でといったコースもあるので、海外は身近になっているのでしょう。

国内でキャリアアップ

非常勤であれば常勤に、常勤であれば昇進していくことがキャリアアップといえるでしょう。もちろん希望してずっと非常勤という場合も多いですが。時間の制約状況は人それぞれですから。

日本の大学で日本語学科の教授として働くというキャリアアップも考えられます。この場合は学士でなく修士以上の学歴を持ち、仕事をしながら論文なども出し研究を重ねての上になります。

他にも考えられる豊富な働き口

日本語学校の学生は留学ビザですが、そういった学生でなくても日本語を勉強する必要がある外国人はたくさんいます。たとえば、企業の研修生、正社員、日本人の配偶者、外国人夫婦の子どもなどです。日本語が生活の上で必要にもかかわらず、日本語力不足のまま時が過ぎ、問題を抱えトラブルを起こす原因になることもあります。

企業の研修生や正社員に対して日本語レッスンをするのであれば、その企業からの直接雇用になります。日本人の配偶者であれば個人レッスンといった形になることもあります。外国人夫婦の子どもについては、義務教育期間内の子どもに対しては役所が担当していることもあります。広報などで募集され、役所から派遣される形になります。

まとめ

趣味のひとつとして日本語を覚えたい、日本の大学に進学したい、生活のために必要、とその理由はさまざまですが、日本語を勉強したい人がいるところどこでもが働き口です。そしてその範囲が国内だけにとどまらないところが日本語教師というこの仕事の醍醐味です。

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