日本語教師ってどんな人たち?

様々な職業がある中で、それぞれに「こういう人が似合う」「こんな性向の人が多い」といった傾向があります。

たくさんの職業を経験した末に、独身時代にしていた日本語教師におさまっている私から見た、日本語教師をしている人の共通点』をお伝えします。
(“こういう人しかなれない”という意味ではないので、そこは誤解しないでくださいね!)

気軽に海外旅行を楽しむ

日本語学校は2期制もしくは4期制です。2期制の場合の9月末の時期や、4期制の場合の6月末・9月末の時期などが休みになります。

世間一般の長期休暇と日程がずれているので、お得に海外に行けるチャンスです。休み明けには、可愛く小分けした海外土産を配る人を多く見掛けます。

そうでなくても代講を誰かに頼み、まとまった休みをとる非常勤講師がいたら、「〇〇さんは海外旅行に行ったらしい」という噂がまわります。そこにやっかみや非難めいたものは皆無で、「私も次はそうしよーっと!」という声が出たりします。

思いついたらすぐに海外へ行く人たちが多いです。多いからこそお互い気を遣わずに海外のお土産話もできる、そんな職場です。

ただし、この身軽さは非常勤講師に限るかもしれません。

 

英語以外にもいくつかの外国語を話せる

海外で教えた経験がある人が少なくないので、英語に加えて中国語や韓国語、ベトナム語などを日常会話程度なら可能という人がちらほら当たり前にいます。大学で外国語を専攻していた人も多く、中にはスペイン語やフランス語を話せるという人も。

JICAの日本語教師ボランティアで海外に派遣されるためには、英語やその他の言語が流暢に使えることは有利(もしくは必須)ですから、そういった目的もあって磨き込んだという人もいるでしょう。

職業上、常に海外に目を向けているので、道具である外国語に長けた人は自然と多くなります。

 

おしゃべりな人が多い

無駄話をせず黙々と準備をし、決して暗いイメージではないけれど、自分から強くアピールする感じではない、という人は少数派。ほとんどの人はおしゃべり好きで、話し出したら止まらないといった人が多いです。

元々はそういうタイプではなかった人も、話さないと仕事にならない日々を過ごしているうちに、“超おしゃべり”に変わってしまったということもあるでしょう。

 

人前で話すのが苦にならない

仕事柄、身についてしまった特性でしょう。決して悪いことではありません。仕事以外の場面、例えばPTA役員になり人前で話をしなければならない機会があっても、出たとこ勝負のように事前準備なしでも堂々と発表することができます。授業を1コマ組み立てることを思えば、たった10分の発表なんて簡単です。

しかし、ついつい「起承転結」をしっかり考えてしまいがちで、話は長くなります。ついでに言えば、他の発表者の言葉の間違いには敏感です。言葉の選び間違い、文の初めと終わりの係り受けの間違いなど、流せばいいのに気がついてしまいます。気がついた限りは指摘したくなりますが、必死で我慢しています。

 

決まった型がない

ここまで特徴を並べながら矛盾するようですが、会社勤めをしていた頃を思い出すと、“この型におさまってください”といった会社から与えられる「鋳型」のようなものがないと感じます。

様々なタイプの人がいるだけに、勝手なことを言い合っても許されている印象があります。特に学生数が多く規模の大きい日本語学校の場合、その傾向がさらに強いです。

そもそも授業の相手は様々な国から来日した外国人であり、「こういう人」と一括りにすることが難しい現場です。バラエティに富んだ学生たちを相手にするからこそ、教師もまさに十人十色でいいといった認識があるからでしょう。

また、組織にしっかり所属している専任講師の数に対し、他の学校にも自由に移りやすく複数を掛け持ちできる非常勤講師の人数のほうが多いという状況もあるでしょう。

お互い毎日会うわけではない、週に1回~数回しか会わない、中には期の初めにある講師会議のときにしか会わない、といった人もいます。

毎日決まったところに行くわけでも、毎日同じ人と顔を合わせるわけではないからこそ、型にはまる必要がない。故にストレスが溜まらないともいえます。

 

まとめ

日本語教師の世界はなかなかおもしろいと思います。給料が低くても、ときに仕事が大変でも辞められないのは、仕事内容自体におもしろさがあるのはもちろんです。

しかしそれだけではなく、共に働くメンバーのおもしろさや自由な繋がり方に魅力を感じる人も多いのではないでしょうか。

ストレスが溜まらないと書きましたが、人によってはかえって不安に感じ、ある程度の型にはまった雰囲気のところがいいという人もいるでしょう。そういう人はぜひ、専任講師を目指してください。日本語教師をしながら組織に属する醍醐味を十分に味わえます。

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