日本語教師の給料は高い?低い?

売り手市場、人手不足気味の日本語教師業界ですが、そのお給料はいくら?と気にはなりますね。日本語教師は中途採用であることも多く、各人の能力や経験にもよるので一概には言えません。

高いか低いかの判断はお任せして、求人からいくつかを抜粋し見て行きます。

日本語教師は中途採用が多い

初めにお伝えしたいのは、日本語教師は中途採用者が非常に多い職場ということです。私の勤める日本語学校でも人の入れ替わりは非常に激しく、期が変わるたびに新しい非常勤講師が紹介されます。ブラック日本語学校ではありませんが、それでも多いですね。

そのため非常勤、常勤を問わず、求人は常にあります。そして求人票に示されてる専任としての給料は21万円からというのが多いですね。平成29年の大卒の初任給がちょうど21万円前後ですから同じですね。このあたりを最低金額とし、あとは能力や経験を考慮するとも書かれています。いったいどれくらい考慮されるのでしょうか。

ハローワークの求人票にその幅が書かれていました。そこから察すると、経験考慮の場合でも25万円あたりでした。

仕事量はかなり多め

給料が高いか安いか判断する場合、その仕事内容とのバランスも見てになります。忙しくても給料が高ければまぁよしにもできるでしょうし、給料が安くても時間的自由度が高ければまぁいいかにできるでしょう。

常勤講師の担当授業数は、常勤だからこそたくさんもつ場合もあれば、常勤の仕事はそれ以外のことでたくさんあるので、授業は非常勤講師に任せるといった学校もあります。そのいずれであっても常勤講師の仕事は多いことには変わりありません。

なぜそんなに仕事量が多いのか

教えること以外の仕事が多いです。これは日本語教師に限ったことでなく、先生と呼ばれる人たちすべてに見える傾向ですが。

日本語教師だからこその特殊な仕事を挙げてみると、生活上のトラブルに対処する、アルバイトの世話をするなどの仕事があります。もともとの背景が違う外国人は日本人からは想像しえないことを考え、行動することがよくあります。また慣れない留学生活の中で不安を抱え、結果ちょっとしたトラブルになることもあります。その対処に追われていると、本来の仕事はできませんね。

また進学時期には進路の相談、進路決定、書類の書き方指導なども必要です。事務や進学担当の数が十分に足りていれば、専任の仕事も少し楽にはなります。が、外国人の進学は皆一斉に同じ時期にというわけにはいかない面もあり、簡単ではありません。

将来の希望が就職の場合でも何かとあります。履歴書の書き方指導、面接の指導など。履歴書は口で伝えるだけでなく添削する、面接の練習は実際にしてみるなど、丁寧に時間をかける必要があります。どんな指導も口で注意するだけでは不十分なのです。

日々の仕事の中では、カリキュラム作成、非常勤講師からの質問にこたえ、ときに指導することもあります。日々の採点やテストの作成などもあり、暇なときなどありません。

それでもこの仕事が好きで始めている人がほとんどですし、対する学生から得るおもしろい経験は何よりも捨てがたいものがあります。お金や時間には換えられない貴重なものだと感じています。そして何より魅力あるポイントは、将来海外に出られるということではないでしょうか。

海外での給料

国内、海外ともに求人情報が豊富な日本村よりいくつか拾ってみました。

中国(上海)

月給:大卒7000RMB、大学院卒8000RMB、博士取得者9000RMB
年間10か月給与(夏休みの2か月給与なし)
2年に一度の昇給(最低月500RMB+)
年に1回往復航空券負担
市内寮無料提供(1LDK電気ガス水道料等学校負担)

日本円に換算すると大卒で112000円、ほどです。大学院卒で128000円、博士取得者で145000円で、これの10か月分が年収です。

あとは生活費がどれくらい安いと期待できるかですが、これについては上海ではたらくビジネスマンのブログ http://www.china-b-japan.org/entry/china_gentisaiyo_1009 を参考にすると、往復航空券と住居費をマイナスした生活費の金額は、約1100000円になります。大卒でプラスマイナスゼロですね。

メキシコ(メキシコシティー)

日本メキシコ片道航空券 5000ペソ援助
メキシコにおけるビザの手続きの費用負担 社会保険負担
給与 試用期間(3か月)6700ペソ、その後7200ペソ(現地で生活できる程度です)
年に1度ボーナス(1か月) 食事二回(朝・昼)提供

生活できる程度ですとのことで、貯金するような余裕はないということですね。ここで注意しないといけないのは、日本を不在にする間の年金の支払です。上記、中国の計算では生活費110000円の中には年金の支払いも入れています。

仕事で海外で働ける、雇われる機会があるだけでも十分、キャリアアップのひとつにできる経験だと考えられれば、問題はないでしょう。限られたこの期間、自分の貯金を取り崩すことなく生活できれば御の字だというところでしょうか。

ここまでの数字は専任講師の場合です。非常勤講師の場合をみると、とても生活できる金額ではありません。自力で別のアルバイトを探す必要があります。

 

まとめ

給料からみると、決して余裕ではない実態が見えてきました。国内でも海外でもだいたい同じで、生活に特に余裕はなく、かといって生活できないわけではなくといったところですね。しかし、海外で仕事をしながら生活できるというこだけでも実際にはなかなか難しいことです。まずビザをとることから難しいのですから。

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