外国人技能実習生の研修に最適な教材があります!

他の用事でネットサーフィンしているときに興味深い記事を見つけました。
「日本語を学ぶ教材として公文式をやっている」という話です。
日本では日本人のための算数・国語・英語の教材として公文式は有名ですが、その3教科だけでなく外国人に向けた「日本語」という科目もできました。

公文式が海外に初めて進出したのは1974年、アメリカ・ニューヨークから始まったそうです。それからもう40年以上経っていますから「日本語」という科目ができていて当然なのかもしれませんね。

外国人技能実習生の研修に使われています

大阪の守口市にある守口研修センターは、来日した外国人技能実習生に対し、企業配属前の研修を行なう施設です。日本での生活に関するルールと共に日本語学習も行なっています。その教材として使われているのが公文式です。

技能実習生の研修に公文式が選ばれた理由


1) 様々なレベルの技能実習生に対応できる

同じ技能実習生といっても、個々の日本語力には差があります。
通常、日本語学校では日本語力でクラスを分けるので、クラスごとのレベルはほぼ似通っています。
しかし次々と来日し、短期の研修を受け、企業へと配属されていく技能実習生に対しては、レベル別のクラス分けはできません。1ケ月の日本語学習の中でレベルによって教え分けることは、現実的に不可能なのです。

しかし、公文式であればそれぞれのレベルに応じたところから始められ、進度についてもそれぞれのペースを尊重できます。スモールステップで進む教材なので、個々の力にぴったり合ったところから自学を中心に進めていけるのは、学べる期間が限られている技能実習生にとって最適といえるでしょう。

 

2) 話す力が鍛えられる

実習が始まり、企業に配属されたときに一番必要なのは「話す力」と「聞く力」です。
介護などのように話すことが仕事になる場合はもちろんですし、中には危険を伴う仕事に就く技能実習生もいます。自分自身の安全確保のために、また、仕事を確実にできるようになるために、話す力と聞く力は絶対に必要なのです。

公文式であれば基本は自学で進めていけるので、その日の学習を振り返るときに、日本人の先生との確認の中で会話力を身につけられます。

つまり、「見て書いて覚え」⇒「聞いて話して確認する」ことができるのです。

技能実習生の限られた時間から考えると、すべてを先生と共に学習するのではあまりに時間が足りません。自分で基本を学習し、日本人と毎日会話をして実践力を身につける。効率良く習得するための教材としては、とても良いものだと思います。

参照URL:http://www.moriguchi-tc.com/lp/kumon/

 

公文式を使うことによって生まれるもの

 

1) 仕事に向かっていく心構え

日本人の特質として、決まったルールに沿って動いていくことに慣れているという点が挙げられると思います。
十分に用意された教材をこなしながら、毎回同じことを繰り返していく。仕事というものはある程度その繰り返しをいとわないことでもありますから、仕事に向かう姿勢を実体験することにも繋がります。

 

2) 自学自習によって生まれる自信

初めての本格的な日本語学習とはいえ、ただ受動的に教わるばかりではいつまで経っても自信にはなりません。
自分の判断で物事を決められるようになって、初めて自信が生まれます。
その日やるべき量を自分で決めて進めていくという形を大事にする公文式を体験した後は、きっと目に見えない自信が生まれていることでしょう。

 

公文式は企業配属後も継続可能

 

技能実習生として企業に配属された後は、即、実践の場に放り込まれるわけで、本人の戸惑いや苦労は多いでしょう。
しかし、日本語運用力は格段に進歩します。仕事も問題なくやれるようになっていくでしょう。

では、日本語学習は、もうそれで充分なのでしょうか?

ビザ更新のために日本語力アップは必要

技能実習生としてのビザは、今のところ最長3年が一般的です。
しかし、最初の1年から2年、3年とビザを更新していくためには、技能そのものの習得が順調に進んでいることはもちろんですが、日本語力についても、職種によっては十分なレベルを求められることがあります。

 

仕事をしながらでも続けやすいコースや進度設定

公文式には通学コースもありますが、通信学習コースも用意されています。
たとえば介護などシフト制の仕事の場合、決まった曜日や時間で日本語を勉強していくことは不可能です。シフト制に限らず、仕事の都合で出席できなくなることはあり得ます。

また自分の目指すレベルに合ったスピード設定ができることは、忙し過ぎてゆっくり進むしかない人、必要性があって速く進みたい人、非常に賢くて皆よりも格段に速く進められる人にとっては、継続しやすく非常に満足度の高い学習方法と感じられることでしょう。

 

帰国後も個々のニーズに対応できる

 

1)帰国後、日系企業に就職したい

日本で生活し、日本人の仕事に向かう姿勢や、仕事をする上で大事とすべきことを理解している外国人であれば、企業が積極的に雇いたくなるのは容易に想像できます。
そのための自分の日本語力を証明する手段は、日本語能力試験(JLPT)でN3もしくはN2を取得することです。
これに合格するためには、文法や読解、漢字・語彙などをさらに勉強していく必要があります。公文式の上級レベルはN3、N2にも対応しています。

 

2)帰国後、日本語教師になりたい

技能実習生に、帰国後の夢について質問したとき、「日本語教師になりたい」と答えた生徒がいました。
N2にも合格していない状況でそれは難しい・・・と思ったのですが、実際のところ不可能ではありません。国によっては十分可能です。
世界中に広がっている公文式であれば、帰国後も力を上げていくことができます。

 

3)帰国後の目的意識のキープにも有効

公文式は段差の少ない階段を上っていくかのようにレベルアップしていけますから、自身の確かな上達を実感しやすく、目的意識もキープしやすいです。

 

まとめ

守口研修センターを例に挙げ、外国人技能実習生の研修期間に使われている公文式をご紹介しました。
レベルの違い、ペースの違いに対応でき、希望があれば配属後も引き続き学習することが可能で、さらに帰国後も日本語力をキープできる、レベルアップするための教材として考えると、なかなか良いものだと思います。
その他、外資系企業の外国人社員が自己啓発のために公文式を使っているという話も聞きます。
公文式は「学びやすい=興味が持続されていく」ことに繋がる、とても良い教材だといえるのではないでしょうか。

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